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犬のリンパ腫

犬のリンパ腫はこんな病気(わんちゃんの状態)

リンパ球の悪性腫瘍で、体内のリンパ組織がガンになってしまう状態です。
リンパ組織のある所ならば体内のどこでも発症し、多くは体の表面のリンパ節が腫れる症状が見られます。
腫瘍が発生した部位によって症状は異なりますが、複数のリンパ節が腫れるのが初期状態で最初は犬も元気です。しかし次第に食欲が落ちて痩せ始め、元気も無くなります。その状態では飼い主が気付かないケースが多く、あご下のリンパ節が大きく膨らむ事で気がつく事が多いです。
その他に下痢や嘔吐、咳や呼吸の異常、皮膚病のような症状も見られるようになります。
癌細胞はリンパ系を移動するので簡単に体中に広がります。リンパ腫は攻撃的な癌なので急速に内蔵に影響を及ぼし、放置するとすぐに命取りとなり2ヶ月程で死に直面する事態となります。
正確な原因は不明ですが中年から高齢の犬が発症しやすい、とても一般的なガンです。
再発が多く完治する事が難しいと言われますが、治療を早期に開始できれば高い治療効果を期待できます。

犬のリンパ腫の治し方

血液検査とX線検査、また細胞検査や組織検査で診断を行い、悪性リンパ腫だとわかったら直ちに治療を開始します。
リンパ腫は全身疾患なので手術よりも抗ガン剤での投薬治療を行うことが有効な治療法です。実際に化学療法が有効だとわかっており、抗ガン剤で7割以上のリンパの腫れが引いて元気な状態へ戻る事が期待できます。
再発するとその度に化学治療を繰り返すこととなり犬にも大変負担がかかります。普段から愛犬の体調や体の異変を見逃さないようにし、変化を見つけたら早期に医師の診断を受ける事が大切です。
また、炭水化物がガン細胞を異常に増殖させるというデータもあるので食事療法を同時に試みる場合もあります。

犬の病気 - 癌・腫瘍など

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