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犬の黒色腫(メラノーマ)
犬の黒色腫(メラノーマ)はこんな病気(わんちゃんの状態)
黒色腫はその名のとおり黒色状の腫瘍で、発生した場所によって良性のものと悪性のものに分かれます。
皮膚に発生する場合は80%以上の確率で良性です。基本的に茶色から黒色の腫瘍が現れますが、中には色素の無いものもあります。
又、黒色腫は一般的な犬の皮膚ガンで、口腔内や指・目の下に生じたものは非常に悪性度の高いものであることがほとんどです。
口の中に症状がある場合に現れる症状は、口臭・過剰なよだれ・出血や食欲不振などです。
黒色腫は皮膚の色素を構成する細胞から発生するので犬の体のいたるところで発生する可能性がありますが、頭部・四肢・腹部・背部に見られるドーム型の黒い結節のものの多くは良性です。
平均発生年齢は9~11歳で、メスよりもオスの発症が多く見られます。
悪性の黒色腫は非常に早く転移し、リンパ節や肺・肝臓・副腎などの臓器へ広がります。
診断された時点ですでに転移が認められる事が多いです。肺に転移すると呼吸困難などの問題も起こします。
原因としては加齢・紫外線・遺伝・免疫不全などがあげられますが、正確な事はわかっていません。
犬の黒色腫(メラノーマ)の治し方
ガンの周囲の組織も含めて腫瘍を切除する治療法が一般的です。
ガン細胞を確実になくす為・ガン細胞の成長を遅らせる為・症状を緩和させる為に術後を含め放射線や化学療法が行われる事もあります。
口の中の黒色腫は治療が難しく、ガンが急速に転移する事は致命的なので迅速な治療が必要です。