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犬の骨ガン(骨肉腫)
犬の骨ガン(骨肉腫)はこんな病気(わんちゃんの状態)
骨の細胞の腫瘍で、転移しやすく完治の難しいガンです。
体の重い7,8歳の大型犬に特に多く、他には骨折や炎症などを起こした犬に発症しやすいです。
発症後には転移しながら急速に悪化して行きます。
脚を引きずる・腫れる・患部に触ると痛がるという症状が見られます。
大型犬が良く発症する事などから四肢の骨に慢性的な負荷がかかることで発症するのではないかと考えられていますが、明確な理由は分かっていません。
又、大型犬が発症する率は小型・中型犬に比べて8倍に及ぶと言われています。
年齢の若い犬であっても発症する事はあり、特に肋骨骨肉腫が発症しやすいとわかっています。
ガンの70%以上が四肢に発生し、残りの割合で顎・脊椎・頭蓋骨・骨盤等その他の骨格に現れます。
初期段階で放置してしまうとすぐに肺に転移して悪性腫瘍が増え、生命の危機に直面する事となります。
犬の骨ガン(骨肉腫)の治し方
転移と再発を防ぐ為、又、犬の痛みを取り除く為に脚の根元からの断脚が必要となります。
術後には放射線治療が行われ、手術が不可能な場合には抗ガン剤での治療が行われる事もあります。
予防策としては適度な運動で骨周りの筋肉を発達させたり、肥満を防ぐ為の栄養管理があげられます。