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犬の皮膚組織球種
犬の皮膚組織球種はこんな病気(わんちゃんの状態)
1歳~2歳の若い犬に多く見られる腫瘍で、犬特有の皮膚腫瘍です。
成長速度が速く悪性疾患かと心配する事もあるかもしれませんが良性の腫瘍です。
丸く脱毛して盛り上がるといった病変がみられます。耳たぶに多く発生しますが、顔面・頸部・足先などにも見られるものです。
症例の半数は1~2歳未満の犬に発生していますが、高齢犬にも稀に発生する事があります。
腫瘍は年齢を重ねた動物の病気であると一般的には考えられますが、若い犬に多く発症する変わった腫瘍です。
犬の皮膚組織球種の治し方
腫瘍にリンパ球が集まる事で自然消滅したり投薬治療によって縮小化して消滅する事もありますが、ほとんどの場合で外科的な切除を必要とします。
腫瘍を切除するという目的の他に、皮膚組織球腫よりも悪性な肥満細胞腫との鑑別の為の病理検査を行う目的で外科的切除を行う必要性があります。
あまりにも大きくなった腫瘍の場合は切除する皮膚面も大きくなるので、早期の切除と病理検査で良性である確認をする事が良いと思われます。
皮膚切除した部分からの再発や多発するケースも稀にありますが、その大部分は治療しなくても消失します。