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犬の肥満細胞腫
犬の肥満細胞腫はこんな病気(わんちゃんの状態)
肥満細胞は全ての体組織に存在し、寄生虫や花粉などの体に対する『異物』の侵入に対して化学物質を放出して体の免疫能力を高めることで体を守るという重要な働きをしています。
そんな肥満細胞が腫瘍になったのが肥満細胞腫です。
ほとんどの肥満細胞腫は皮膚に発生します。肥満細胞は多くの化学物質を持っているので細胞がガン細胞化すると非常に不安定になり、化学物質を放出し過ぎて犬の体のシステムと機能を破壊してしまいます。
胃を荒らしたりショックを起こすなど、全身への影響も大きいです。
四肢や頭部、首などに発生しやすく、また胃や十二指腸などで潰瘍が発見される事が80%以上と高確率であるのも特徴です。
臓器への転移は致命的になることもあり、稀ですが内蔵内でガン細胞が増えた場合には外側から発見する事が難しく診断が遅れる事もあります。
高齢期の犬に発症しやすく、脇の下や股間・肛門・生殖器周辺や唇・まぶたへの発生は悪性である可能性が高いです。
犬の肥満細胞腫の治し方
肥満細胞腫と考えられる症状が見られたら血液検査・組織検査・レントゲン検査などで詳しい診断をし、腫瘍が皮膚の特定部分のみであれば外科手術で切除して病理検査を行います。
ガン性の肥満細胞腫であった場合は再度の手術や放射線治療を行う必要があります。
四肢や頭部の腫瘍など切除が困難な場合や術後の再発のリスクを下げる為には放射線治療が勧められます。
同時多発的な発症や転移を起こしていた場合は手術や放射線の効果が出にくくなってしまうので、抗ガン剤やステロイド剤の投与による化学療法がメインとなります。